古事記とは

日本現存最古の歴史書で全3巻となっている。序 (上表文) によれば、天武天皇の命によって稗田阿礼(ひえだのあれ) が「誦 (しょう) 習」していた「帝記」「旧辞」を、元明天皇の命によって太安麻呂(おおのやすまろ) が撰録し和銅5 (西暦712年) 年献上したものである。

比婆山を中心としてその周辺にある広島県庄原市及び島根県仁多郡奥出雲町には、「伊邪那美命」及び「伊邪那美命」と伊邪那岐命の子供である「須佐之男命」の伝説が多くあり、ロマンと夢があふれている地域である。

 

日本誕生の女神

 伊邪那美が眠る比婆の山

『古事記』にある国生みの女神・伊邪那美命が葬られていると伝わる「御陵」(比婆山)。御陵は、広島、島根、鳥取、三県の県境が隣接する、
標高1200メートル前後の山々が連なる自然豊かな地にある。知られざる神話や伝説地を巡る山旅を楽しんでみませんか。

 

古事記の第一人者、三浦祐之教授が比婆山を歩く
巻頭企画1 日本神話のルーツを歩く--比婆山とイザナミの葬地
      立正大学文学部教授 三浦祐之
巻頭企画2 神々の国「出雲」から見た中国山地
      NPO法人 出雲学研究所理事長 藤岡大拙
第1章 知られざる国生み神話の舞台を歩く――中国山地 編
第2章 神話の世界が息づく里の魅力を体感する――歴史 編
第3章 神々に守られた聖地・御陵とブナ林を行く――自然 編
第4章 イザナミ神話・比婆山から日本と世界を巡る旅へ――謎解きの山旅 編
    庄原市比婆山熊野神社解説本編集委員会 編著
●2016年10月1日発売。A5判 240ページ オールカラー。販売価格  1,944円(税144円)
この本は、ウイル西城にある「トーエイウイル西城店」で販売しています。